映画 グリーンブック
映画 グリーンブックを呟く
★★★★★
Netflixで視聴。
2019年度アカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚本賞受賞とグレートな映画だ。
しかも実話ベースの映画なのだそうだ。
ワシも受賞は当然の良い映画だと素直に思う。
かなり昔、高名映画評論家が潜水艦ものに外れ無しとおっしゃっていたが、
個人的には人種差別ものも付け加えたいと思う。
こう言った映画は観る人の感情揺さぶり率が高いので外れが少ない。
観るべき1本としてお勧めである。
あらすじ
黒人ながら天才ピアニストと認められた男が護衛兼ドライバーとして
イタリア系アメリカ人を雇う。
この二人のアメリカ南部ピアノコンサートツアー中のエピソードを映画化した
ロードムービーだ。
ツアー中、アメリカ南部という黒人に対し厳しい環境で様々な困難に直面する二人が徐々に己をさらけ出しぶつかり合いながら友情が育まれていく。
ツアーで様々な妨害、嫌がらせなど起こるが二人で乗り超えつつ帰途につく。
しかし彼らに育まれた友情はその後も続いていくのであった。
この設定が凄い、これこそ実話ならではのだいご味である。
主役のイタリア系アメリカ人は学もない荒くれもの、しかし家族思いでまっすぐな
性格である。
ワシのあこがれのタイプの人である。
それにしても白人の人種に対する偏見は根深い。
1962年でもここまで酷いものであったとは驚きだ。
黒人女性科学者3人のNASAでの奮闘を描いた映画Dreamだとか、
黒人メイドの一生を描いたヘルプなどは同様の60~70年代の話だが、
女性だと更に差別は酷い。
ほぼ単一民族の日本人にはなかなか理解が及ばないが優越感という
奴はとても厄介なものだと思う。
ちなみに題名のグリーンブックはアメリカで黒人が宿泊できるホテルを紹介した
ガイドブックなのだそうだ。